++ GLASS FOREST
はじめに -
DFFのバッツ受小話中心。
85、105、75、95あたりが多いかと。
時にアダルトな描写もございますのでご了承の上お読み下さい。

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2009/08/01
パンツ事件(589、85前提)
タイトル通り、バッツのパンツ事件。ギャグです。
いつものようにジタンとバッツがじゃれあっているのを横で見ているスコールの構図。
ジタンが飛び掛ったはずみでバッツが足を滑らせて、2人で倒れた。

(何をやってるんだ・・・)

心の内で呟くスコール。2人はそれでも楽しそうに笑っていたのだが。

「・・・あれ?」

今までとは違う展開。ジタンが首を傾げている。

「なんだよ、ジタン?」
「・・・なんか違和感がある」
「違和感?」

ジタンの勘は結構当たるのだ。スコールも更に近づいて2人の様子を見る。

「なあスコール、おまえも違和感感じない?」
「・・・どこらへんだ?」
「うーん、バッツのお尻のあたり、かな」

「尻か!」
お尻を突き出す格好で倒れていたバッツは、更に腰布を捲り上げて尻を強調した。

「尻・・・だと?」

年頃の男児3名が尻尻と叫んでいる。傍から見ると間抜けな光景だ。
ジッと見るには恥ずかしく、複雑な心境でバッツの尻を観察するスコール。

「・・・・ラインが・・」

スコールがボソッと呟いた。

「ない」
「え、何が?」
「ラインがないんだ」
「あっ、そういえば」

スコールとジタンは2人納得しているが、バッツは理解できずに首を傾げたままだ。

結論。
「バッツ!おまえ今日パンツ履いてないのか!?」

包み隠さず言葉にするジタン。スコールは口にするには少々はばかれる様子。
仲良し3人組は互いの下着まで熟知しているらしい。

「ぱんつぅ?」

バッツの首が更に右へ傾く。

「ぱんつ・・・ぱんつ・・・」

腕を組んで考え込み始め、そしていきなり顔を赤らめるバッツ。

「履いた・・・記憶ないや」

スコールとジタンは一瞬固まった、が。

「スコール!!!!!!」

急に険しい顔つきでジタンに怒鳴りつけられたスコールは動揺を隠せなかった。

「な、なんでオレが?」
「おまえがバッツのパンツ担当だろ!」
「お・・・オレが担当なのか?」
「おまえが昨夜脱がしたんだから、朝になったらお前が履かすってのが道理ってヤツだろ!キャッチアンドリリースだ!」

(た、確かに!!・・・じゃなくてバレてるー!!)

内心叫びながらスコールが頭を抱えて蹲った。
昨夜バッツと行った愛の営みが周知されていることをスコールは知らない。

「スコールは悪くないんだ、ジタン!!」

そこでようやく当事者が叫ぶ。

「うっかり履き忘れたおれが悪いんだ・・それにおれだって、パンツくらい自分で履けるさ!!」
「「実際履き忘れてるだろーが」」

フォローのはずのバッツの発言に2人の容赦ない突っ込みが入る。

「とにかく・・今日はもうこのまま過ごしてもらうしかないな。今更本拠地へ戻るのも時間がもったいないし。夜まで我慢してなバッツ」
「おれは全然気にしないぜ!」
「「少しは気にしろ」」

「仕方ない、今日はバッツの尻を徹底的にガードだ」
「ああ・・・」

ジタンとスコールが真面目な顔で誓った内容にバッツが吹き出した。

「ちょ、別に大丈夫だよ!タイツは履いてるんだし」
「万が一タイツが裂けたらどうする」
「そうだぜバッツ!お色気タイムになっちまうぞ。エクスデスあたりは特にバッツの下半身目指して攻撃してくること多いからな」
「そう・・かな?」

結局は2人に言いくるめられてしまうバッツだった。

「特に今日は、バッツへの過保護ぶりがすごいな」
「そうっスね。またバッツが心配なことやらかしたんかな?」

後から合流したフリオニールとティーダにしてみればジタンとスコールのバッツへの過保護ぶりは承知の上だったが、本日は更に度を越すものだったという。


おまけ:

「バッツ、セクハラー」
「ティーダ、セクハラー」

そう言ってお互いのお尻を触りあう似たもの同士が2人。

「・・・あいつらは何をしている」

眉間に皺をよせてスコールが呟いた。

「ああ、挨拶らしいよ。最近あの2人の間で流行らしい」

なんの躊躇いもなく語るジタンに対して、スコールのイライラ度はMAXだ。

「あっ、バッツ!今日もパンツ履き忘れてるっス」
「えへ、ばれたー」

「「おまえしょっちゅう履き忘れてるのかー!!」」

淀んだ空に、スコールとジタンの叫びが響き渡った。



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本当は漫画にしようと思って途中までコマ割り考えてました。
仲良し589且つバッツ溺愛89且つセクハラ10が書きたかったという。
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